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【海外消費者向けEC】越境型ECサイトを考える

今回は定性的な話です! あんまり意識したことなかったのですが、海外消費者向けのサービスについて少し考えてみます。

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まえおき

ECサイトなんか運営していると、海外在住の方に向けて商品を売りたいと思うのは当たり前な世の中ですね。 また、消費者側も日本のあの商品が欲しいと思っている方が多いと思います。

2020年のオリンピック開催に向け、外国人の観光客も増え、より日本の文化に触れたり、 かわいい商品買って、自国に帰ってからも関心が高くてまた購入したい!など、 ECの競争はより国外に向けれていくのかなとか思います。

ECの業界の革命

最近EC界の帝王Amazonが起こした革命をご存知でしょうか?w

それは、International Shoppingというものです。

技術者でない方にはあまりこの凄さが伝わらないのですが、 簡単に言うと、アメリカで取扱されている商品を日本円で購入できるというもの。

言い換えると、www.amazon.comwww.amazon.co.jpの境界線がなくなった、と言えるのではないでしょうか。

日頃から個人輸入が行えるサービスを利用している方は、そんなに驚くこともないだろう。 Paypalとかebayなどのサービスを使用していたり、仮想通貨なんか使用している人も、 世界共通通貨のようなカタチで商品の売買に慣れているので、まあ世の中そんな流れになってきているかんじですね。

まあ、仮想通貨までいくと少し、ここで話をする主題とズレるのですが、 現状、国内向けECサイトを運営していて、(しかも自前でソースコードを管理していて) これから海外消費者に向けてサービスを展開したい!みたいなところに目を向けてみました。

海外消費者向け購入発送代行サービス

国内にも手軽(企業向けかな?)に利用できるサービスがあるようです。

海外消費者向け購入発送代行サービスと呼ばれるサービスで、 既存のEC既存サイトに簡単なバナーを設置するだけで、商品の海外発送まで代行してくれるという。

自分は初めて知ったので、便利だなーと感心。 たしかに、エンジニアが不足している企業だったりすると助かるサービスかもしれませんね〜。ん〜。

BuySmartというサービスも同様で、基本的にHTMLをviewに埋め込むだけで使用できるという。

手軽さでいうとたしかに助かりますね!

ただ、こうした越境ECになると一番気をつけないといけないのは、発送ではないでしょうか。

購入できても、お客様に商品を届けないと意味がないですよねw

この商品に関して、国内なら簡単では国外に向けて発送になると法律的な面で意外と大変です。

郵送禁止物品として扱われるモノは勿論法律違反となります。 例えば、爆発物・危険物(ライターとかも対象になるのかなあ)や生きた生物などなど。

法律だけでなく、条約にも関係してくるので、いちいち調査する手間がかかります。

ですが、代行サービスではそうした手間も省けるものがほとんどです。 購入された商品を、代行サービスに届けるだけで、あとはお任せできます。

んーこれは楽だな〜

技術者ならば、発送はおれの仕事ではないと考える人も少なくないのでは?w

少し技術的な話

こうしたサービスを利用する際に、考慮しておきたいのはIPの制限とかではないでしょうか? AWSでは、CloudFront (クラウドフロント)というサービスがあります。

CloudFrontには、地理的ディストリビューションの制限が可能です。

AWSコンソール上で、簡単に国単位で設定がポチポチでできてしまいます。

ECサイトを運営する際に、海外にも展開するのはいいですが、 例えばアメリカは駄目とか東南アジアのみにしたいとかあるかと思います。

そうした場合にCloudFrontを利用するとよさそうです。

また、言語化についても考慮しておきたいですね。(一応) 私も経験があるのですが、納期に迫られるとかなり効率の悪い多言語対応をしてしまいます。

負の遺産というやつですねwww ソースコードも読みにくくなるし、いいことないです。 viewで判定したり、そのためにテーブル作成して....とか

今ではそうしたゴチャゴチャにならないように色々サービスが提供されているはずです。 例えば、Amazon TranslateなんかはAPIで自動翻訳してくれます。

最近日本語も対応したようです。 少し文法的に変化もしれませんが、負の遺産を産むよりましかもしれません。 Amazon Translateのヴァージョンアップでより良くなるのを待つほうが楽ですね。

言語で用意されている環境変数とか利用すればいいとか、方法は様々ですが、 できるだけシンプルに将来を見据えて設計していくことがかなり重要といえるでしょう!