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【VR】Unityで開発環境を整える

前回は、Oculus Goの画面をPCへミラーリングさせる方法を記事にしました。

o21o21.hatenablog.jp

こちらの記事でインストール/設定したところは前提で、 今回は「Oculus GoのUnityの開発環境」を整えていこうかと思います。

僕、Unity初心者なので至らない点はよろしくお願いいたします!ww

環境: Windows10

前提

まず前提として、以下をインストールしている前提ですすめます。 もし、インストールや設定をしていない方は、上記の記事を参考にしてみて下さい!

  • Oculus Goの開発者モード
  • Android Studio (v3.1.2)
  • Unity (過去記事では扱っていませんが、ググるとインストール方法は沢山出てくると思うので割愛)

ではやっていきます!!

Android Studio

公式で紹介されている通り、 ビルドに必要なパッケージとツールをAndroid SDK Managerでインストールしていきます。

  1. Android Studioの起動
  2. ウィンドウ下部のConfigure > SDK Manager
  3. 左メニューAndroid SDKを選択し、SDK Platformsタブを選択
  4. Android 5.0 (Lollipop)以上(API Level)21以上にチェックをいれる(前回Level19以上をインストールしているはず)
  5. SDK Toolsタブを選択
  6. NDK、LLDB、Android SDK Build Tools xx.x.x.にチェックをいれる
  7. OK を押下
  8. Component Installerが立ち上がり、インストールを待って完了

トラブルシューティング

  • Android Studioのヴァージョンについて 私のAndroid Studio自体のヴァージョンは、3.1.2です。

  • SDKについて 前回では、API Level19以上のものをインストールしたかと思います。 私が最終的にビルドを試していたときに、(今回はMinimumAPI Levelを24に設定) 「UnityException: Requested minimum Android SDK not installed」のようなエラーが出ました。 ちょっと調査していないので断定できませんが、このようなエラーが出たらAndroid Studio側でアンインストールするなり最低API Levelまわりを確認してみて下さい。

Oculus Go ADB Driver

公式手順はこちらです。

ここからOculus Go ADB Driverをインストールできます。

  1. 落としてきたzipを解凍
  2. \oculus-go-adb-driver-2.0\usb_driver ディレクトリへ移動
  3. android_winusb.infを右クリックでインストール

※もし右クリックでインストールの選択が出ない方はzipのディレクトリにいるのでフォルダを移動させるか、 ALZipをインストールしてみて下さい。

Unity

Unityを起動して、Unityでの設定を行っていきます。 Unityのインストールはこちら

Unityの設定

  1. 新規プロジェクトの作成 f:id:o21o21:20180602014245p:plain

  2. メニューのEdit > Preference を選択

  3. 左メニューのExternal Toolsを選択
  4. AndroidSDKJDKを設定します。

SDKは、以下を確認します。(Android Studio)

f:id:o21o21:20180602211324p:plain

JDKは、おそらく C:/Program Files/Java/jdkx.x.x_xxx このようなPATHかと思います。

トラブルシューティング

  • SDKJDKの項目がない External Toolsの設定をしようとおもった時に、私は以下の画像の赤枠のところが存在しませんでした... これはどうもUnityのヴァージョンの問題だったようです。 もし同様の問題がおこった方は、ヴァージョンを確認して適当なヴァージョンを再度インストールしてみてください。 ここに過去のヴァージョンをインストールできるリンクを貼っておきますーー

f:id:o21o21:20180602215145p:plain

ビルドの設定

  1. メニューFile > BuildSettings...
  2. PlatformをAndroidにする

プロジェクトの設定

  1. メニューEdit > ProjectSetting > Player
  2. 右端にメニューが表示される
  3. OtherSettingの以下を変更 PackageName: 任意 MinimumAPI Level: Android 7.0 Nougat (API level24)
  4. XR Settingsの以下を変更 Virtual Reality Supported: チェックボックス On Virtual Reality SDKs: Oculus

保存して実機で確認

ここまできたら、適当にオブジェクトを配置します。 GameObject > 3D Object > Cube みたいにとりあえず配置。

置けたら、メニューFile > SaveScene でシーンを保存します。 あとはビルドして起動させるだけです。

メニューFile > Build&Run を実行!!

どうでしょうか?Oculus Goの画面にオブジェクトが確認できました。

f:id:o21o21:20180602210058p:plain

トラブルシューティング

  • ビルドが通らない

けっこうここで時間を食いました。 エラーの内容としてはこのような内容でした。 「CommandInvokationFailure: Unable to list target platforms. Please make sure the android sdk path is correct. 」

あれ~何回もSDKのPATHを確認したのにおかしい... と、意気消沈していたところ有力な記事を発見。

原因はAndroid Studioのヴァージョンが起因していたっぽい。 ここからダウンロードしてきたzipを解凍し、 任意のディレクトリに展開。 toolsというフォルダが展開されたと思います。

こちらをSDKのPATH(例 C:\Users\user-name\AppData\Local\Android\Sdk)配下のtoolsと入れ替えましょう。 そしたらビルドが通るようになりました。

まとめ

これであとは実装次第となってくるでしょうか! 私は全然Unity初心者なので、操作から慣れていく必要がありそうですww でもVRで開発なんてとでもわくわくしますね!

あと、日頃からUnityを触ってないのでヴァージョンの依存関係がとても大変だと感じました。 今回だとAndroid Studioとの依存関係で苦労しました。(アンインストールも時間かかるんだね... いつも仮想環境とかいじってるからさくっとなくなるのに...)

ともあれこれからも色々探って開発できたらと思いますーー!

以上

o21o21.hatenablog.jp